奈良県明日香村の川沿いに走る県道15号線の向かい側に稲淵の棚田が見える。棚田は丘の斜面を利用して作られている。ちょうど稲刈りが終わり、刈られた稲が、現在では珍しくなったは
稲架(はざ)掛けによって天日干しされていた。あちこちに、案山子(かかし)が立っていて、市民が棚田管理に参加しているように見受けられる。右手には大きな赤鬼の案山子も立っていた。

 明日香村は、大和朝廷初期の飛鳥時代の舞台であり、石舞台古墳を見た後で、この川沿いの棚田を見ると、古代にもここで棚田が営まれ、飛鳥朝に食糧を供給していたのではないかと想像してしまうが、明日香の地にはそんな気持ちを起こさせるものがある。


「これまでに、トップページに掲載した写真」へ

「ホーム」へ
     
紀伊半島の環境保と地域持続性ネットワーク 紀伊・環境保全&持続性研究所
連絡先:kiikankyo@zc.ztv.ne.jp 
ホーム メールマガジン リンク集 サイトマップ 更新情報 研究所

 
  奈良県明日香村の稲淵の棚田