奈良県明日香村の川沿いに走る県道15号線の向かい側に稲淵の棚田が見える。棚田は丘の斜面を利用して作られている。2008年の11月はじめには、ちょうど稲刈りが終わり、刈られた稲が、現在では珍しくなったは
稲架(はさ)
掛けによって天日干しされていた。あちこちに
案山子(かかし)
が立っていて、市民が「棚田オーナー」として参加しているように見受けられる。右手には大きな赤鬼の案山子も立っていた。
明日香村は、大和朝廷初期の飛鳥時代の舞台であり、石舞台古墳を見た後で、この川沿いの棚田を見ると、古代にもここで棚田が営まれ、飛鳥朝に食糧を供給していたのではないかと想像してしまうが、明日香の地にはそんな気持ちを起こさせるものがある。
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奈良県明日香村の稲淵の棚田